こんにちは、ヒメです。
メキシコひとり旅【グアナファトのセントロをアート散歩】しました。
十数年ぶりのグアナファトは、やはり学生の街という印象は変わらずでした。
そして、日本からの駐在のかたが、ものすごい勢いで増えているのだな、というのを様々な場面で実感しました。
こうして長い時を経て同じ場所を訪れると、その変化がよくわかり、それもまた旅の魅力のひとつかもしれません。
歩くのが大好きな私ですが、この時はどうにも絶不調のため、遠出する気にも、ひたすら歩き回る気にもなれず、小さな範囲の散歩で終わりました。
では、小さなアート散歩をみなさんとシェアしたいと思います。
グアナファトのセントロをアート散歩
セントロから離れたところに滞在していたので、徒歩で30分ほど歩きセントロへ。
天候もよく、日差しもかなり強め、お肌が気になる女性には大敵な日差しではありますが、この空の感じ、メキシコの空気感が大好きです。
歩くだけでその国の文化に触れられる散歩は、私にとって旅の醍醐味のひとつ、将来できるであろうお肌のしみ・シワを覚悟で歩きます(笑)
グアナファトというと、あのカラフルな風景がすぐに思い浮かぶかと思うのですが、トンネルや橋上の家から、銀鉱で栄えた地下都市グアナファトの名残がうかがえる街並みもまた興味深く、歩いていて楽しいです。
そして、タスコではないけれど、坂、坂、坂&階段が多いです。
高齢になったら大変だなって、つい歩きながら考えてしまったけど、足腰鍛えられて逆にいいのでしょうか。
ディエゴ・リベラ博物館
メキシコらしい赤錆色の建物に、メキシコの切り絵(Papel Picado)がとっても映えます。
グアナファト出身のディエゴリベラ、その彼の生家を博物館としているのですね。
1階には当時の様子を再現、調度品などが展示されていて、当時の暮らしはどんなものだったのか?興味をかきたてられます。
2階からは、ディエゴの作品をはじめ、他のアーティストたちの作品も展示されています。
ここは美術館ではなくディエゴの生家ということで、作品数は少ないのですが、友人シケイロスの作品コーナーなどもあり、結構楽しめました。
こちらの部屋には、「アラメダ公園の日曜の午後の夢」のミニチュア版レプリカがありました。
すでにメキシコシティのMuseo Mural Diego Rivera(ディエゴ・リベラ壁画博物館)にて、迫力ある本物を見てしまっているため、それに比べてしまうと、、、ですが、これはこれで軽く考えながら観るのにいいですよね。
本物をご覧になっていなければ、だれが描かれているのか見るだけでも楽しいはず。
日本語では「アラメダ公園の日曜の午後の夢」というなんとも長く、公園にみんな集まっているだけ(失礼ですね^^;)といった印象さえあるタイトルですが、
【Sueño de una tarde dominical en la Alameda Central】というスペイン語のタイトル通り、一番先頭に来ている単語【Sueño:夢】をイメージすると、この絵の見方も変わる気がしました。
そして、この部屋の窓から見渡せるグアナファトの景色がステキなので、そちらもおすすめです。
大きな美術館のようにディエゴの作品を期待していくと、あれっ?と思うかもしれませんが、ここはあくまで生家。
建物はコンパクトで可愛く、気軽にディエゴリベラに触れられる場所なので、あまり興味のないかたでも立ち寄りやすいのではないかと思います。
入場料も25ペソですし、価値ありだと思います。
■Museo Casa Diego Rivera
開館時間:火曜日~土曜日 10:00-19:00 日曜日:10:00-15:00
入場料:25ペソ
現代アートに出会う
Museo de Arte Contemporáneo Primer Depósito
ディエゴリベラ博物館を出て、目の前の通りを左にしばらく歩き次の目的地へ。
次の目的地までの途中に、ちょっと目を引く小さなギャラリーのような美術館がありました。
入らなくてもいいかなと思いつつも、やはり気になるので、予備知識なし、通りすがりにフラっと立ち寄ってみました。
外から見えたブロンズ像に惹かれ入ったこちらの美術館、こじんまりというか、企画展というか、ほんとtinyギャラリーといった趣です。
作品数は少ないながらも興味深いものもあり、殺風景な感じの建物内部も、床のタイルがステキだったり、私的にはちょっとした見どころがあったものの、あっという間に鑑賞し終えてしまった。
入口で料金を聞いて引き返すツーリストのかたも何組かいて、個人的には、静かにひとり作品を堪能できよかったけれど、どうかな。
■Museo de Arte Contemporáneo Primer Depósito
開館時間:火曜日~土曜日 10:00-19:00 日曜日:10:00-16:00
入場料:20ペソ
地元のアーティストに触れるプエブロ博物館
Museo del Pueblo de Guanajuato
こちら、
その外見からはイメージできなかったのですが、写真、絵画、人形、そして様々なアーティストの作品が展示されていて、見ごたえありでした。
18~19世紀のグアナファトの宗教絵画や肖像画、地元アーティストの作品や、その他アーティストのエキシビションなどもあり、様々な作品が展示されており、かなり楽しめました。
中には壁画のある小さな礼拝堂もあり、子供達が見学していました。
ぽつりぽつりと人はいましたが、ほぼプライベートな空間のごとく、のんびり満喫。
この、のんびり自分のペースで観賞できるというのが、私にとっては結構重要だったりします。
■Museo del Pueblo de Guanafuato
開館時間:火曜日~土曜日 10:00-19:00 日曜日:10:00-15:00
入場料:25ペソ
他にも沢山見どころのある街ですが、移動や体調不良で大きく動けないときには、移動距離小さめで観光するのもよいかなと思います。