こんにちは、ヒメです。
私の中の、もう一度行きたい博物館TOP10にランクインする【ラファエル・ラルコ・エレーラ博物館】
ペルー考古学先駆者のひとり、とされているRafael Larco Hoyleが1926年、当時25歳という若さで設立した博物館です。
ペルーを旅行して、首都リマを素通りされるかたも少なくないかと思うのですが、こちらを訪れるだけでも1日滞在する価値があると私は思っています。
ということで、その素晴らしい、素敵な博物館をシェアします♪
Museo Larco【ラファエル・ラルコ・エレーラ博物館】
気がつけばあっと言う間に数時間がすぎていた、もっとゆっくりしていたかった場所、Museo Larco【ラファエル・ラルコ・エレーラ博物館】。
観光にしろ、何にしろ、私はあまり事前に期待を抱かないほうなのですが、こちらはちょっぴり期待をして出かけました。
入口からして、その期待通り。
そして中に入り、これまた期待を大きく上回る素晴らしい博物館でした。
壮大で魅力的なコレクションの数々
こちらの博物館には、古代ペルー5,000年の歴史を網羅するラファエル・ラルコのコレクション約4万5000点が展示されています。
想像を超える数のモチェ文化の土器のほか、宝飾品、陶器、織物など、素晴らしいコレクションの数々。
各展示品には他言語での説明もついています(日本語もありました)。
こちらには、コロンブス以前のエロティックな陶器だけを集めた有名なギャラリーもあります。
そして、博物館脇にはまるで図書館のような収蔵庫があり、こちらも必見。
古代へ思いを馳せ魅了される
考古学に造詣が深いわけでもなく、専門家でもない私が、なぜこれらのコレクションにこれほどまでに魅了されるのかというと、
それは、その芸術性と、古代へ思いを馳せかきたてられ入る空想の世界がたまらなくワクワクするからです。
時に、ユーモアのセンスさえ感じてしまう古代からの遺産からは、古代社会の信念や環境に対する考え方に迫ることができます。
一方で、その複雑な意味を解き明かすことは難しく、未だ解明されていないことも多く時には不可能。
その答えのわからないことを考えるのがこの上なく楽しいです。
美しくユーモアさえ感じてしまう装飾品や土器など、これらは「芸術作品」として作られたわけではないのですよね。
コロンブス以前の古代ペルーにおいて、人々は至極真面目に、スピリチュアルな意味をもってこれらを作られていたはず。
その時代はどんなだったのか、検証されている歴史的事実をもとに、自分なりに空想しながらコレクションをまわるこの博物館は本当に素晴らしかったです。
建物自体も素敵
こんなに素晴らしい博物館なのですが、私が訪れたときはガラガラで私を含め数人ほどしか館内にいませんでした。
おかげで、何度も興味のあるところへ戻ってみたり、めちゃくちゃ贅沢な時間を過ごしました。
壮大で魅力的なコレクションもさることながら、18世紀の総督府邸宅を利用した、美しい庭園のある建物は、簡素ながらもモダンな空間。
こちらにはカフェ&レストランも併設されているので、博物館のあとゆっくりされるのもいいと思います。
私はひとりだったので、なんとなくこちらは入りづらく残念でした。
今度は誰かと一緒に来たいです。
観光メモφ(..)
私はバスを利用し徒歩でこちらまで来ましたが、タクシーで直接がおすすめかなと思います。
リマに滞在するのならぜひ♪本当に素晴らしい博物館です。
LARCO MUSEUMのHPでは展示品の数々を見ることができ、バーチャルツアーも可能です。
■Museo Larco【ラファエル・ラルコ・エレーラ博物館】
開館時間:月曜日~土曜日(日曜日休館) 11:00 am – 7:00 pm
入場料:35ソル(S/ 35.00)
URL:https://www.museolarco.org/en/