こんにちは、ヒメです。
メキシコ旅行で訪れるメキシコシティ、ここには沢山の見どころや名所があり、数日ほどの滞在で全てを周り切ることは到底できず、観光するには行先を絞らなくはいけませんよね。
そんな絞った観光プランに、私だったら絶対にここは外せないと思うのがこちらです。
ここは、メキシコシティのあの雑踏が嘘のような、ゆったりとした時間の流れる空間。
その中で、シケイロス、リベラの素晴らしい壁画があり、圧巻の芸術を静かにのんびり堪能できる素敵な場所です。
芸術といえば、国立芸術館、ディエゴ・リベラ壁画館、近代美術館、、、
場所をあげればきりがありませんが、私にとっては絶対に見逃したくない!という、素晴らしい芸術に触れるメキシコシティの観光地をシェアしたいと思います。
美術館を超えるメキシコ教育省
↑人が集まっている大きな木の扉のところが入り口です。
場所はソカロから徒歩圏内、サントドミンゴ広場からほど近いところにあります。
素晴らしい壁画、芸術が堪能できると言っても美術館ではなく、メキシコ教育省内なのです(Secretaría de Educación Pública)。
公的機関なので、美術館のように「こちらが入り口ですよ」といったわかりやすさはなく、ともすると見落としがちな入口。
大きなメキシコらしい木の扉から入るのですが、公的機関のため一瞬「ここに入っていいのだろうか?」と不安になりますが、大丈夫。
入口で、台帳に国名、時間、署名をし、セキュリティーチェックを受けて入ります。
入場料はありません、無料!(内容素晴らしいです)。
ここで、身分証明できるもの【ID】を預けるのですが、私うっかりパスポートしか持っておらず、そのまま預けました。
いくら公的機関といったって、本物のパスポート預けるとかめちゃくちゃ恐怖です(問題なく帰りに返却されホッと一安心)。
こういった場所でパスポート提示だけではなく、身分証や荷物などを預けることがある、ということをすっかり忘れていました。
そんな時のために、パスポートのコピーとか、交際運転免許証とかも持って旅立つのに、なぜか必要なときに限って忘れてしまう(そんなもんですよね)。
素晴らしい壁画がお出迎え
で、大事なパスポートが気になりつつも中へ入ると↓
踊り場に描かれたシケイロスの絵、圧巻です。
このシケイロスの絵を見たらパスポートのことなんて一瞬で頭から吹き飛びました。
素晴らし過ぎて、上を見たまま固まってしまい、そのまま後ろにひっくり返りそうになりました。
こんな広々とした空間に私ひとり、周りを気にせず、思う存分自分の世界に漬かり観賞できます。
素晴らしい壁画の数々
開放感ある広い中庭には、メキシコ初の先住民族から選出された大統領ベニート・フアレスの銅像が↓
大きな建物内は、お仕事をされている方がもちろんおり、このときは壁画の修復も行われていましたが、観光で訪れている人は本当に少なく、くしゃみをしたら響き渡るのではないか?というほど静かな場所です。
この中庭をぐるっと囲む1~3階までの回廊に、↓壁画があります。
それぞれの壁画には、美術館のようにきちんとタイトルが記されていて、その画の理解に役立ちます。
特別に保護されることなく、むき出しのままの作品に触れるというこの感覚、美術館などでは味わえないですよね。
芸術の素晴らしさもさることながら、穏やかな空気が流れる、その静かな空間が一層壁画を引き立てているように感じました。
メキシコシティの喧騒をしばし忘れて、旅行中の心と体を休め、のんびり芸術にふれることができる場所。
そんなところを観光プランに入れるのもいいのではないかなと思いました。
観光メモ
今回のメキシコ旅行中こういった施設(博物館とか)に入る時、IDを預けることが何度かありました。
IDと引き換えに、音声ガイドになるタブレットを貸し出しというシステムもあったり。
私はいつも、旅行するときに【パスポートのコピーや国際運転免許証】を持っていくくせに、なぜか持ち歩き忘れてしまうということがあります。
場所によっては、コピーでOKなところもあると思うので、これらの準備をしておくといいかもしれないと思いました。
■Secretaría de Educación Pública(メキシコ教育省)
開館時間:月曜日~金曜日 8:00-20:00
URL: Secretaría de Educación Pública