こんにちは、ヒメです。
近年、かわいい雑貨や街並みから注目されるようになった感のあるメキシコ・オアハカですが、みなさんのイメージはどうですか。
もちろん説明するまでもなく、雑貨や手仕事はとてもすばらしく素敵なのですが、オアハカ州はそれだけではなく、山あり海あり自然豊かな場所が沢山ある州なのですね。
今回、オアハカ市内滞在中、ちょっと足を延ばしてSierra Fuárez(シエラ・フアレス)のほうへ行こうかなって考えていたのですが(ここも素敵なところ)、せっかくなので、まだ行ったことがない場所へ行きたいなと思いました。
で、メキシコ人の女の子がおすすめしてくれた場所へ行ったら、ここがまた素敵なところだったので、おすすめの観光スポットとして、シェアしたくメモしておきます。
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サンティアゴ・アポヤラSantiago Apoala
今回訪れたサンティアゴ・アポヤラは、オアハカ市内から片道約3時間の郊外にある小さな村。
ひとり旅のワンデイトリップとしては、ちょうどよい距離です。
オアハカ市内から現地ツアーもありますが、いつものごとく、私はひとりで行きました。
オアハカ市内からの行きかた
今回目指す場所【Santiago Apoala】は、直行のバスがありません。
なので、まずは起点となる近くの町【Nochixtlánノチトラン】というところまで行き、その後タクシーに乗り換え向かいます。
片道3時間ということで、早朝のまだ暗い中バスターミナルへむけ出発。
半分寝ぼけた感じで外に出たのですが、早朝の澄みきった空気感と、灯りに照らされた美しい街角の風景に、シャキッと目が覚めました。
Nochixtlánノチトランへはオアハカ・セントロGaleana通りにあるTTN (Transportes Turísticos De Nochixtlán)というバスターミナル(Estación de autobuses)から15人乗りのバンを利用して行きます。
早朝5時台から30分ごとにバスが出ていて、運賃50ペソ。
オアハカ市内からこのバンでノチトランまで、所要時間約1時間30分。
ノンストップの直行便とういうわけではなく、多くのバンと同じく、途中(半ば自由な感じで?)乗客の乗り降りがあるので、状況により多少所要時間が変わります。
早朝にもかかわらずバンは満員、でも1時間20分くらいでNochixtlánノチトランのターミナルに到着しました。
Nochixtlánノチトランの先へは
ここからサンティアゴ・アポヤラまで車でまた約1時間30分くらいです。
私は事前にタクシーを予約しておきました。
片道300ペソで往復600ペソ!!!(約30ドルくらい)これ恐ろしく高いのですけど、というかボラれているかなという価格ですが、1日チャーターみたいなものなので納得。
前日に決めて何も調べてないし、それまで移動と決断の連続だったのでさすがにのんびりしたかったのかも。
はじめての場所で、車があるかもわからなかったので、余計な心配に神経使うより、お金を使ったほうが気も楽なので頼みました。
よく調べていないのですが、Camionettaと呼ばれる公共のバスが出ているようです。
が、結果として、私はタクシーを利用して正解でした。
貸し切りひとりハイキング
さて、ようやく到着。
町の入口に小さなレストランが併設された観光事務所へ立ち寄り、ノートに名前などを記入します。
この後は、自由に観光してよいのですが、私は地元のガイドさんをお願いしました。
事前知識もなしにひとりで行ったし、広大なこの場所に歩いている人が誰もいなかったので、ガイドさんがいてよかったです。
生命力を感じる壮大な場所
ドド~ン!と広がる断崖、この時点で空気感が全く違います!
魂が解放されるというか、、、五感に触れるもの全てが汚れてない、体本来の感覚が戻ってくるような場所。
これって、どうなのかな、自然ある場所で育った方は、こういった場所にあまり興味ないですか?
私は東京生まれ東京育ちで、幼少期の遊び場は「渋谷デパートの屋上」みたいな感じだったので、自然に憧れるのかなと思ったりします。
東京で疲れてしまった若者とか、ここに連れてきてあげたいです。
この生命力あふれる場所に来たら、かなり精神回復すると思う。
コウモリの大群
私、フツ―の、無理をしない体勢で入れる洞窟にしか入ったことがなく、こんなインディアナジョーンズみたいなギリギリの岩から入る洞窟は初めてでした。
写真右↓ガイドさんに続き洞窟の中へ、、、って、結構カラダぎりぎりの幅、閉所恐怖症のかたは入れないかもしれません。
思わず、映画「127時間」が頭をよぎります、
たぶん100キロ超えとかの体が大きいかたは、相当おかしな体勢をとらないと入らないと思われます。
で、当たり前ですが、中へ入ると、頼りはガイドさんのライトだけ、マジで何にも見えません(;´・ω・)
ひんやりした空気に、湿度もありツルツル滑る足場、しかたなくスマホのライトをつけました。
が、結構アップダウン激しくて、スマホを落としそうで、まさに身も心もヒヤヒヤです。
そのひんやり静かな洞窟のなかを歩くと、突然ピーピーピーという強烈な鳴き声が!
鳴き声からしてコウモリの集団を想像しゾクッ!
「コウモリは何もしないから大丈夫」とガイドさんが照らしたライトの先には100匹超えのコウモリたちがいて、この時ばかりは見えない怖さのほうがよいと思いました。
エメラルドグリーンの滝
そんな体も心臓もひんやりした体験の後は、こちら↓ここでのハイキングのメインと思われる場所へ。
コウモリでひんやりした後の楽園♪
Santiago Apoala の名前、(“Donde reparten el agua” en misteco)「水を配る場所」、その名に納得する、エメラルドグリーンの美しい滝。
なんか、子供のころの秘密の場所てきな、最高の場所でした。
この素晴らしい楽園のような滝に私一人(正確にはガイドさんと2人)。
こんな場所があるって知らずに来たので、水着を持ってこなかったです(´;ω;`)ウッ…
膝までつかって水遊びで終わりました。
観光メモ
• 懐中電灯、ちっちゃいライトがあるといいです(洞窟内で歩く時、コウモリ観賞のとき、あると便利。スマホのライト使いたくない場所です。
• 水着持参必須です。滝に打たれて泳がない手はありません。
• トータルコストを考えると、現地ツアーを利用するのもあり。が、私のようにひとりで満喫したいかたはひとりがおすすめ。