こんにちは、ヒメです。
メキシコ・チアパス州のトゥクストラ・グティエレスに滞在中、一日現地観光ツアーに参加しました。
このツアーに参加する前日、スミデロ峡谷【Cañon del Sumidero】を10数年ぶりに訪れたのですが、私の記憶にあったスミデロ峡谷とはずいぶんと違い、いまひとつな印象。
そのせいか、スミデロ峡谷→動物園というプランを考えていたものの、気分がのらなくなり、市内散策へ変更しました。
で、気を取り直して翌日参加した【チフロンの滝&モンテベジョ湖】の現地ツアー、こちらが充実のツアーだったので、メモしてシェアしたいと思います。
Contents
滝と湖を満喫する1日現地ツアー
現地ツアーといえば、バンに乗り、少人数グループで観光地を回るツアーがメジャーですよね。
旅行期間が短い場合は、現地ツアーを上手く利用すると、旅の充実度もアップするかなと思います。
で、今回私が参加したのは、チアパス州内の観光名所【チフロンの滝&モンテベショ湖】を周る1日ツアーです。
メンバーは、ガイド兼ドライバーさんと私を含めた8人、カップル2組、親子1組、スペイン語の現地ツアーなこともあり全員メキシコ人。
ツアーは朝7時出発スタートで、それぞれの宿泊先までピックアップしてくれます。
一組がサン・クリストバル・デ・ラス・カサスから、残りは私と同じトゥクストラ・グティエレス内からの参加。
私が一番最後のピックアップだったので、一番最初のピックアップだったカップルは6時前出発だったそうです。
トゥクストラ・グティエレスからチフロンの滝までは車で2時間半ほどと、そんなに遠くない距離。
私は車移動が好きなので、単調な景色が続いても全く飽きず苦になりません(といっても、旅行だからであって、これが連日続くと飽きるに違いないです)。
この車移動を楽しめるか否かで、中南米を旅できるのかなと思ったりもします。
途中トイレ休憩ももちろんあり、あっという間、2時間半ということでしたが、2時間ほどで到着しました。
チフロンの滝Cascada El Chiflón
自然の中に点在する滝をただ回るのではなく、ちゃんと管理された観光スポットなのですね。
ここ、ハイキングコースになっているので、当たり前ですがかなり歩きます(;´・ω・)しかも上り続き。
私が訪れた5月は、めちゃくちゃ暑くて、マチュピチュ並みの上り階段を汗だくで息を切らしながら登りました。
強烈な日差しが照りつける中のハイキングは、正直かなりハードで苦行かと思えるほどだったのですが、
マイナスイオン溢れる水辺のハイキングは癒しの効果絶大で、そんな苦行をものともしませんでした。
キラキラと光るような、ターコイズブルーの水とその音が本当に気持ちよくって、脳内と体が軽くなるようでした。
小さな滝が点在していて、洋服のまま飛び込みたい気持ちをおさえつつ歩きました。
途中にZIP LINEもあって、やりたかったのですが、ツアーだったので挑戦できず(;_;)
あのマイナスイオン溢れる水の上でのZIP LINEは相当気持ちいいはず、残念でした。
Velo de novia
ツアーのメインであろう滝がこちら↓
滝の名前が、Velo de Novia:ウエディングベール、というだけあって、長~いベールのようです。
壮大すぎず、小さすぎず、滝を堪能するのにすごくいいサイズ感。
眩い日差しと、キラキラしたターコイズ&マリンブルーの水、そして自然の音、空気感、最高です。
ツアーということで、このいちばん大きな滝「Velo de Novia」を目指してハイキングという形でしたが、
この裏などにも、もっともっと素敵な場所があるようでした。
そして、水着を持参すれば泳げるのです、残念。
個人的に水着持参でまた来たいです。
食事休憩をして次の観光地へ
チフロンの滝、もっと滞在していたかったです、これがツアーの辛いところですね。
後ろ髪をひかれるように次のポイントへ向かいます。
ここで、ランチタイム。
万国共通で、ツアーだとレストランが決まっていることが多いから、期待はしていないけれど、これがいつも残念に思うところ。
でも、外の空気を吸って、空を見上げると、すごくきれいな雲と空が広がっていて、気持ちよくバンに乗り込み次の観光へ。
モンテベジョ湖Lago de Montebello
グアテマラとの国境に隣接するモンテベジョ湖。
ここは、松の木しげる森林の中、大小50以上の、様々な色相おりなす湖からなる国立公園です。
車で移動しながらいくつかの湖を周ります。
灼熱の太陽の下、上り坂階段つづきのハイキングだったチフロンの滝とはうって変わり、のんびりと散策気分で気持ちがよいです。
自然な湖を堪能するということで、特別アトラクション的な何かがあるわけではありません。
唯一、観光的な、丸太で造られた筏で中心の離れ島へ行くというのがあり、ちょっと迷ったけれど、せっかくなので乗りました。
この丸太の筏が、ゆったり時間が過ぎていくようなひとときで意外とよかったです。
でも、どうせなら、自分ひとりで筏に乗り探検したいと思ってしまった。
点在する湖それぞれ、表情が違い美しいのですが、ひたすら湖を眺めるというので、最後のほうは少々飽きてきてしまった感があります
ここは、ツアーではなくて、自分ひとりで自由に周るほうが、この場所を堪能できるような気がしました。
充実のツアー
とはいえ、限られた時間でのひとり旅では、充実したツアーだと思います。
最後はそれぞれの宿泊先へ送ってくれるのですが、先にサンクリストバルに寄りました。
最後にサンクリストバルに来たのは十数年前だったのですが、なんとバスターミナルが昔のままでした(中に入ってないけど外見はそのまま)。
今やメキシコのバスターミナルは驚くほどきれいに使いやすくなり、どこも同じような感じで、便利といえば便利ですが、あの超・ローカル感あふれるターミナルが懐かしくもあります。
なので、懐かしいロードトリップのワクワク感を彷彿とさせる、昔のままのバスターミナルがとてもよかったです。
観光メモ
今回トゥクストラ・グティエレスには移動日含め5日ほど、実質3日という短い滞在だったので、効率よく観光するためツアーに参加しました。
この現地ツアーを上手く組み合わせると、ひとり旅もかなり充実させられると思います。
ツアー代金は650ペソ、サン・クリストバル・デ・ラス・カサスから参加のほうが少し安いようです。
予約はAirbのファミリーがとってくれたので、ツアー会社の比較はしていないのですが、600-650ペソ(30ドルちょっと)が相場かなという印象です。
今回はスペイン語の現地ツアーだったのですが、ひとり旅の場合、英語のツアーの方がよいのかなと感じました。
以前、チアパスで何度か英語のツアーに参加したことがあるのですが、英語のツアーだと国外からのツーリストが参加しているので、ひとりでもグループに溶け込みやすく感じました。
それと、私の場合は言葉の問題があって、スペイン語は最低限の意思疎通しかできないということ、若干英語の方がマシということもあります。
なんか、私がひとりぼっちということで(;´・ω・)まわりのメキシコ人に気を使ってもらった気がしました。
あとがき
私が滞在していたトゥクストゥラ・グティエレス(Tuxtla Gutiérrez)からの、いちばん手軽な観光地のひとつであるスミデロ峡谷【Cañon del Sumidero】
十数年ぶりに訪れてた感想は、、、
灼熱の太陽の下、モーターボートで峡谷を走り抜けてゆく爽快な感じは、変わらず気持ちがよかったのですが、なんとく全体的に今ひとつな印象。
それは、この場所がつまらないというのではなくて、私の中で色々な要素があっての感想です。
- 日焼け止めを忘れ、しかも半袖で来てしまった。
- この十数年の間、渓谷に限らず、大自然の光景を沢山目にしてきたから?
- 地球温暖化?自然の変化
その後、動物園にも立ち寄ろうかと考えていましたが辞めたは、
時として、楽しい思い出があるところへは行かないほうがいいのだなと、スミデロ峡谷で学んだからでした( 一一)